「なんばの頂き」

「星霜なる追憶」

「北の国」

おすすめ情報

  • インフォバナー1

    たくさんの人がいますが、これは群がっているのではありません。
    これらはすべて、求職者の群れです。
    そうです。これほどまで今は就職氷河期なのです。

  • インフォバナー2

    映画館や劇場で騒がしくぺちゃくちゃとしゃべっていませんか?
    そんなあなたはすでにロックオンされています。
    NO MORE マナー違反

  • インフォバナー3

    富士山に登る前には必ず読んでください。求人も出していますが、これは本気です。

    富士山をなめてたらけがするぞ!

続編:激動悲壮和音。

一方、そのころ白間組では白間組の親分が龍に争いを起こさぬよう苦言を呈していた。

「もぅなんばは平和になっとんねん。余計な騒ぎを起こすのはやめとけ。これは注意やない。警告や。」

しかし、龍は引き下がらない。

「あいつと俺との決着はまだついておりまへんのや…
それに平和っちゅう事がこの地で起きるわけないでしょうに。
いたるところで浮浪者…求人に飢えてわしのように悪に走るやつがおる。
これでどこが平和といいますの。」

それに対して親分はさらに諭す。

「それが社会っちゅうもんや。求人を出す企業だってわしらのように波があるんや…」

突如銃の音が鳴る。

白煙の中立つ龍…胸を打たれ横たわる親分。

「もう…あんたの話は聞き飽きたわ。どいつもこいつも…ふぬけよってからに…
所詮この世は弱肉強食やろ。俺がなんばの頂点とってこの世界ごと変えたる。」

横たわる親分はもう意識はない…

ガタッ

扉が空きそこには孫の由紀がいた。

「なんで??なんでおじいちゃん…おじいちゃん!!」

泣き崩れる由紀を見つめ龍はさらに追い打ちをかける。

「お嬢もわしの邪魔するゆうんやったら、こうさせてもらいますわ」

由紀は逃げるようにして家を飛び出した。

もう帰る場所がない…

駅前のコンビニ前にあるラックから求人誌を取り出し、明日生きるための金をどうしようか悩む。

いや、その前に…すむところもあらへん。

私はすべて失ってしもうた…もう…終わりや…

絶望の中空を見上げていると涙があふれてくる。

「由紀??どうしたん?そんなところで…なんかあったん?」

突然呼ばれて振り返ると、そこには同級生の楓子がいた。