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続編:由紀の決別

求人誌を必死に読みながら、私は龍と自分のことを考えていた。
この先私はどうしたらいいのだろうか…

家を飛び出した後でも、組の娘であることは変わりない。
私は、対立している人のところにいる。このままでいいのだろうか。

けど…ここにいるとなぜか落ち着く。

思い返すと、龍がおじいちゃんの舎弟になったのは、私が6歳のころだ。
当時から何かを起こすオーラを放っていた。

しかし、私は家のことで周りから白い目で見られることが多かった。
そして自然と家が嫌いになっていた。

「なんでこんな家に生まれてしまったんだろう」

心はだんだんと悲しくなってくる。

そして、去年の夏に私の母はがんでこの世を去った。

なくなる前に母私に代々受け継がれているネックレスを私に渡し

「私も、この家に生まれていややった…
なんでこんな家にうまれなあかんのやって何度も思った。

けどな、私がちょうどあんたぐらいの時や…

『家なんて関係ない!あんた私のクラスメイトや。
家を理由にあんたは自分から逃げてるだけや!!』

って本気になって接してくれた友達がおるんや…

あんたは今そういった人がいないから」

話してくれた。

その当時は、そういったことは理想像でしかないと思っていた。

けど、楓子や彩華を見ていると同じ境遇なのに…

それなのに強く生きてる。

そして、私を友達として受け入れてくれている。

私も変わらないといけない。

私の決意は固まった。

もう迷わへん。私はこの友達を守るんや。

もう、外は夕暮れ…

決戦の時が近づいてきた。