「なんばの頂き」

「星霜なる追憶」

「北の国」

おすすめ情報

  • インフォバナー1

    たくさんの人がいますが、これは群がっているのではありません。
    これらはすべて、求職者の群れです。
    そうです。これほどまで今は就職氷河期なのです。

  • インフォバナー2

    映画館や劇場で騒がしくぺちゃくちゃとしゃべっていませんか?
    そんなあなたはすでにロックオンされています。
    NO MORE マナー違反

  • インフォバナー3

    富士山に登る前には必ず読んでください。求人も出していますが、これは本気です。

    富士山をなめてたらけがするぞ!

悲しみからの始まり

大学の授業が終わり、携帯に電話がなり、びっくりドンキーに高校時代の友達に呼ばれ行く。
いつもは、バイトしててもお金なんか出さない奴なのに今日は
「俺に奢らせてくれ」
と何故か真剣な顔で言ってきた。

何かあるのか・・・と不安をかきたてながら席に座る。
メニューの裏にはびっくりドンキの求人が書かれてあった。

友人はメニューを見ながら比較的安いものを探し、豆腐ハンバーグを注文した。
俺は夜家族と飯を食べる予定が合ったので、ドリンクだけを注文した。

「話ってなんだよ。」

次の予定の時間が近づいてきたので少し急かすように俺は言った。

「実は、俺・・・お前の彼女と付き合ってるんよ。すまんけど別れてくれないか。」

突然の出来事というのは言葉を失う。
俺は何も言えず固まっていた。いや、事実を受け入れる時間が必要だった。

ただ、事実を受け入れようとすればするほど、悲しみがこみ上げてくる。 溢れた感情は零れるように涙となって溢れだす。

しかし、今の自分はここで涙を見せることができなかった。

「そっか・・・分かった。」

そう言葉を残した後奴は何も訴えることもなく去ってしまった。
あまりにも嬉しかったのだろう。

「俺が払う」

と言っていた伝票を机の上においたままだった。

残された俺は窓に強く当たる雨を見ながら、ただ、ただ、悲しみをこらえるといったことが待っていた。