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6ヶ月後心は乾き続ける

「あんた最低だわ。」

夜22時コンビニエンスストア前で女性の叫ぶ声がする。

コンビニには、この時間働けるスタッフを募集している求人が貼りだされていた。
女性は、腹いせかそのポスターを破り俺にぶつける。

「奪うだけ奪っといて…今になって『価値観が合わないから別れよう』ってもともと別れるつもりで私と付き合ってたわけ?始めっからじゃぁ付き合わなくてもいいし、なんで私がこんな思いしないといけないんよ!!」

怒鳴っていたのがいきなり涙を流し始める。

昔の自分ならこんな事は起きないだろう。むしろ、6ヶ月前はこの逆の立場だった…

あの日から6ヶ月。もう心は黒く染まって、何も感じなくなっていた。

喉の渇きを癒やそうとしても、舌の上に途端に砂に変わる・・・
どんなに美味しい料理を食べたとしても、舌の上で味のないガムのようになる・・・
どんなに心の乾きを潤そうとしていても、満たされない。

こころの黒い影は単に「奪う」と言うことにしか興味が無い。

いくら目の前で女性が泣いていたとしてもそれについて今の自分は何も感じない。むしろ喜びを感じている。今まで俺を苦しめた女性への復讐とその当時はそう思っていた。

むしろ、この状態から抜け出すことなど考えてなかった。

あいつに合うまでは・・・